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ツイッターを何気なく眺めてたら志位委員長が こんなことを言っていたので、
首相「一人ひとりの実質賃金はマイナスでも、就業者は380万人増、みんなの稼ぎ(総雇用者所得)は増えている」。380万の中身の問題に加え、一人ひとりの労働者は「総雇用者所得」で食べているのではない。「一人ひとりの賃金」で食べている。一人ひとりの生活を見ない倒錯した議論は願い下げだ。
— 志位和夫 (@shiikazuo) March 5, 2019
『380万人が職を得た事がなんでいけないのか。
無職のままの方が良かったとでも?』
と呟いてみたところ、こんなリプをいただきました。
働きに出なきゃいけない人が増えてるだけなんだよなぁ https://t.co/0kgjctWiY6
— バーチャル美少女孫中山先生 (@water20101) March 5, 2019
う~ん。本当にそうなのでしょうか?
でも以下のグラフを見ていただきたいんですよね
第1章 日本経済の現状とデフレ脱却に向けた動き
第3節 人口減少・少子高齢化の中での労働市場の変化 より
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2016/0117nk/n16_1_3.html
失業者の人数は、2009年から16年までに160万人減っており、その減少のトレンドは民主党政権時代も、安倍政権時も変わりありません。
順調に減っています。しかし、その減少の要因。減少に寄与している要因が全く別モノなのです。
2012年までは、グラフの青い部分。労働力人口の減少(非労働人口化)が失業者数減少要因の大半を占めていました。
これはつまり、労働者が就業を諦めて、非労働力人口になったために、失業者としてカウントされなくなっただけという事になります。
一方で、2013年以降は、就業者数の増加が失業者数を押し下げる要因になってきていることが分かると思います。
簡単にまとめると
- 民主政権時の失業者数の減少 → 労働者が就業を諦めていたから
- 安倍政権以降の失業者数の減少 → 就業者が増えたから
と、言うことですね。
失業者が就業を諦めてしまうほどのひどい経済状況。おそらく職を探しても碌な仕事が無い、ブラック企業ばかりだったのか、就職試験で落ちまくって心が折れてしまったのではないかと推測します。
ま、要するにこういうことですな。
相変わらず
— 山本博一(ひろ) (@hirohitorigoto) March 6, 2019
『就業者が増えたのは国民が貧しくなって働きに出ざるを得なくなったからだ』
とか言ってる人がいるけど、働こうと思ったら職があるって状況が不景気なのか?って疑問に思わないんだろか。
本当の不景気って働こうと思ってもまともな職がない状況を指すのだと思ってたけど。
普通の景気が悪い状況というのは働こうと思っても仕事がない状況だと思うんですけどねぇ。
働こうと思えば仕事がある今の状況。これが不景気なのでしょうか?
うーん。意味不明です。
もし仮に、不景気になったから働かざるを得なくなった人が増えた ←これが真だとすると
景気が悪くなるほど雇用が増えるという、過去例を見ない怪現象が今日本で発生しているということになりますなぁ。経済学の根底を覆す新事実となるやもしれませんね!
でもこれを『そのとおりだ!』と真顔で言っちゃう人がまだいるわけで・・・いやはや困ったものです。
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今更ながら、WordPressの新エディタGutenbergを使ってみましたが結構使いやすいですね。