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なんか下記記事のコメント欄で

いまだに「実質賃金ガー」って言っている人いるんですね

https://hirohitorigoto.info/archives/351

『実質賃金が新規雇用者の増加により、平均賃金が下がってマイナスになっているのなら、名目賃金も下がるはずだ。だが、名目賃金は上昇している。だからそれは成り立たない』

みたいなコメントがありました。

正直に申しまして。

お前は何を言っているんだ

以外の言葉が見つかりません。

結論から言うと名目賃金も下がっていますよ

もう少し正確に言うと、平均化による下方バイアスを受けていると言った方が良いでしょうか。

以下に雇用者全員が受け取る報酬の合計である「雇用者報酬」「名目賃金」前年比の推移グラフを提示します。

一目瞭然ですが、雇用者報酬の急激な伸びに比べて、名目賃金の伸びは鈍いですよね?

つまり、雇用が増えることで、雇用者全員が受け取る給与総額は増えているが、新規に雇用される人は一般に賃金水準が低い傾向にあるので、一人あたりの賃金である名目賃金に下方バイアスがかかって伸びが鈍い。

ということが分かるかと思います。

それでも名目賃金がプラス域で推移しているのは、新規雇用者の増加による平均化の下方バイアスがかかっているが、既存の雇用者の賃金の伸びの影響が勝っているのだと思われます。

その結果として名目賃金はプラスになったということですね。

そして、実質賃金はその名目賃金に対してさらに物価の変動幅のマイナスが加わるためにマイナス域で推移している。(消費税の増税もあるけど)

というわけです。

イメージとしては、ベクトルの合成の様な感じ。

名目賃金・・・給与↑ 平均化↓ → 結果としてプラス

実質賃金・・・給与↑ 平均化↓ 物価上昇↓ → 結果としてマイナス

名目、実質賃金指数を決めているのは、一つの要素だけではないのですが、一度に複数の事象を脳内で処理できない方には少々難しい事なのかもしれません。

あと、それから、こんなコメントもちょっとどうなのかと思う。

「ならどうです?」

とかw ドヤ顔で何いってんだかw (「チート」の言葉の使い方もおかしいと思うし)

まあ、とりあえずこの『リフレ笑』さんには

現実にはありえない自身に都合の良い前提条件を勝手に作ってしまえば、どんな論でも崩すことは可能ですよ。

と、一言申し上げておきます。

例えば、財政破綻論者がよく使う

「日本円の通貨の信任が失われると、日本の財政は破綻する」

ってやつと同じです。だからその通貨の信任が失われるって前提条件がどうやったら成り立つのよという話です。

この『リフレ笑』さんのケースを見ると、既存の労働者であるAさんとBさんの給料が下がっています。賃金の下方硬直性の存在を考えれば、想定される経済環境は恐慌とも言える大不況の状態だと推測されますが、その状況下でなぜかCさんの様な新規雇用者が増えるという経済状況が前提にあるということです。

普通に考えて不況なのに雇用が増えるなんてことありますか???

実際、新規雇用者が増えて、平均化の影響により下方バイアスを受けているにもかかわらず名目賃金上昇しておりますので、今の経済状況は、既存の労働者であるAさんもBさんも賃金が増えている状況であるといえます。

残念ながら『リフレ笑』さんの前提条件は今の経済状況には当てはまりません。

まあ、そもそも雇用者報酬があれだけ急激に増えているのに何いってんだって感じですけどね。

あと、おまけ

実質賃金の底は2015年ですよ。

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