経済 賃金

去年あんなにサンプル入れ替えの実質賃金はインチキだって言ってたのに

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蓮舫さん。昨年はあれだけ「共通事業所ガー!」「共通事業所の方が実態に近い!」「サンプル入れ替えでインチキだ」とか言ってたのに・・・

2019年になって、実質賃金だけでなく名目賃金までもマイナスになってしまったのは、サンプルとなる事業所の入れ替えによる下振れなんですよね。

下のグラフを見ていただければ分かると思いますが、パート比率が今年になってから跳ね上がっています。

フルタイムで働く一般労働者の月給はだいたい35万くらい。対するパートタイマーの方は10万円いかないくらい。

サンプル入れ替えの影響で、 パートの比率が上がれば労働者全体の給与の平均である名目賃金が下がるのは当然の事だと思います。

ちなみに入れ替え対象となっていない、去年と同じ事業所(共通事業所)のみの場合、名目賃金はプラスになってます。(*共通事業所はサンプル数が半数になっているので、正確性を欠きます。あくまで参考値として扱うべき)

名目賃金
(公表値)
実質賃金
(公表値)
名目賃金
(共通事業所)
実質賃金
(共通事業所)
1月-0.6-0.70.60.4
2月-0.7-1.0
0.30.1

※数字は前年比

※共通事業所の実質賃金については、共通事業所の名目賃金より消費者物価指数から計算。

去年あれだけ共通事業所ガーって言ってた野党はナゼ今年はダンマリなんでしょうね。

もしかして去年はサンプル入れ替えで上振れしたからインチキだと大騒ぎ。今年は下振れしたからダンマリなんでしょうか?

それすなわち、国民の賃金とか実態とかどうでも良くて、名目賃金、実質賃金をただ単に政権批判の道具にしてたって事が丸わかりですよ?

あ、そうそう。
今回はサンプル入れ替えによる下振れ(パート比率上昇)で名目賃金が下がりましたが、一般労働者、パート個別で名目賃金(現金給与総額)を見てみると…

名目賃金
(労働者全体)
名目賃金
(一般労働者)
名目賃金
(パートタイマー)
1月-0.60.3-0.5
2月-0.70.10.8

※数字は前年比  ※公表値

パートの1月はマイナスですが、それ以外は見事にプラスになっておりました。

あと、パートは平均的な勤務時間が徐々に短くなっている傾向があります。

これは雇用する側が、人手を確保するために、より短時間での勤務を可能にするように労働条件を緩和している為だと思います。求人広告でも「短時間でも歓迎」ってよく見ますし。
あとは、いわゆる103万円の壁。配偶者控除の上限にかからない様に勤務時間を調整しているか…ですね。

というわけなので、以下にパートの所定時間内の時給を計算し、グラフにしてみました。

なんか、こうぐんぐん上がっていますね。

この労働時間の短縮も名目賃金、実質賃金がなかなか上がらない要因の一つだと思います。

名目賃金は労働者全員の賃金の平均ですので、時給が上がっても、短時間で働く人が増えると下がってしまうのです。

これは名目賃金の統計の性質上仕方ない事です。

名目賃金から物価上昇の影響を取り除いた実質賃金も同様の制約を受けます。

ま、多くの人が職を得て、給料をもらう。また、時給が上がって短時間の勤務でもそれなりの給与が得られるようになったのは良い事だと思います。

でも、こういう事って、名目賃金、実質賃金の数字だけを追っているだけじゃ決して見えてこない事なんですよね。

ここでまあ、名目賃金、実質賃金についてまとめてみると

  • 新規雇用者報酬が増える景気回復期には、いわゆるニューカマー効果で下方圧力が生じる。
  • 同様にパート比率が上がると労働者全体の名目賃金に下方圧力がかる。
  • 短時間勤務の労働者が増えると 労働者全体の名目賃金に下方圧力がかる。

あ、参考までに一般労働者、パートタイマーだけで集計した名目賃金の推移グラフを貼っておきますね。

思ったより増えていると思いませんか?

というわけなので、労働者全体の名目賃金、実質賃金だけ見ていても雇用の状況、賃金の実態は分かりません。

ま、野党は政権だけ批判できればそんな事はどうでもいいんでしょうけどね。
そういう意味では実質賃金は実に便利な道具なんでしょう。

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