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日経新聞の記事。なんか悪いことが起こっているかのように書いていますが、これって良いことだと思うんですが・・・
邦銀の国債離れ加速 保有額、14年ぶり低水準
1月末、79兆5930億円 2017/3/13 0:04日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC11H0O_S7A310C1NN1000/『 国内銀行の日本国債離れが加速している。1月末の国債保有額は約14年ぶりの低水準になった。昨年11月の米大統領選以降、米国債の利回りが急上昇(価格が急落)し、米国債の損失穴埋めのために日本国債を売ったからだ。日銀のマイナス金利政策で国債利回りは低く、日本国債への再投資も増えていない。
日経新聞より
日銀によると、邦銀の日本国債保有額は1月末時点で79兆5930億円と、2003年以来の80兆円割れになった。13年4月の異次元緩和導入に加え、16年2月にマイナス金利政策を始めたことで国債利回りが急低下。邦銀は運用益がほとんど見込めないとして保有額を減らしてきた。(後略)』
銀行の本分は何なのか?
それは、企業に融資をして、企業を育て、経済を回し人々の生活を豊かにすることだと思います。
ところが、バブルが崩壊崩壊し、デフレに突入してしまった日本では、邦銀を始めとした金融機関は企業への貸し倒れリスクを懸念して安全資産である「国債」を中心とした債券投資にシフトしました。
その結果日本の企業(特に中小企業)は金融機関からなかなか融資を受けられずに、デフレ不況が長期化してしまったわけですね。
まあ、これは銀行の経営判断としては当然事だと思います。リスク回避は当然ですし、悪いのは経済政策を見誤った政府日銀なので。別に私はこの事で邦銀を責めるつもりはありません。
で、何が言いたいのかというと・・・
これまではデフレ不況で企業にお金を貸し出すのはリスクが高く、国債を保有する銀行が多かった。
ところが今は量的緩和で期待インフレ率が高まり、実質金利が下がったので企業は積極的に投資をするようになった。
さらに、量的緩和で日銀が国債を買い上げているので、国債金利が低くなってて、企業への貸し倒れリスクを含めても、国債を保有するよりも企業に資金を貸し出す方が利回り的に有利な状況になってきている。
それで、邦銀は国債を手放し他のリスク資産に投資をし始めた。というのが今の状況だと思うんですよね。
これって悪いことかなぁ。
日経のグラフを見てもリーマンショック後に邦銀の国債保有額が急増しているのがわかると思う。
要は景気が悪くなると邦銀はリスクをさけて国債を買う。その傾向がありありとでているわけで。
邦銀の国債離れは日本経済が正常化しているという事の現れですよ。
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