なんかツイッターで
「アベノミクス失敗の現実を直視して下さい」
というコメントを頂きました。(ノ∀`)
で、その方はこの水間政憲氏のブログを貼り付けてきているんですけど(自分で調査したんじゃ無いんかいw)
でもまあ、せっかくなので、この内容を一つづつ検証してみようかなと思います。
ネタのご提供ありがとうございます(>ω<)
それでは、記念すべき第一弾目はこちら
テーマ
「富裕層上位40人の金融資産1.9倍」
なにやら、アベノミクスで富裕層上位40人の金融資産が1.9倍になったぞということなのですが。さてさて・・・
本当に増えたのか?
本当に増えたかどうかについては出典が曖昧なので良く分かりません。
水間氏のブログには出典がフォーブスってなっていますが、リンクが貼られているわけではないので、出どころは不明(これを出典って言って良いのか?)
一応フォーブスにはそれらしいページがあるんですけど、、、これです
このページには既に昔のデータは残っていない(?)ので、2017年と2021年の長者番付の比較しかできないんですが、上位40名の資産残高合計を比較すると
2017年 約16兆円
2021年 約25兆円
まあ、一応増えていますね。
・・・で、だからといって、それが何だと言うんでしょうか? というのが正直な感想なんですけどね
・・・減っていた方が良かったとでも?
資産は全体的に増えているんですが・・・
日銀の資金循環統計の家計の部を見てみると・・・
出典:日本銀行
家計の金融資産増えているんですよね。
2000年~2011年の間で増えた資産は 200兆円弱
2011年~2020年で増えた資産は 400兆円
つまり、アベノミクスで資産の増加スピードが上がっているわけですね。
何のことはありません。富裕層の資産が増えていたのは確かですが、国民の資産全体が増えていただけでした。
というか、富裕層の資産を増やさずに、一般の家計の資産を増やすことって可能なの?
結局ルサンチマンを煽っているだけ
日本の大富豪上位40名の増えた金融資産額は10~20兆円くらいでしょうか。
まあ、けっして小さくはないと思いますが、この水間さんはのブログはその大富豪の資産額に目を向けさせて、足元の家計全体の金融資産が400兆円増えていることに気づきにくくさせている様な気がします。
要はルサンチマン(上の者に対する妬み、嫉妬心)を煽っているだけで、何の意味もない数字だと思われます。
上だけ見たって仕方ないでしょう。
彼らとて、全くのリスクを払わずに今の地位についたわけでは無いのですから、いくらギャーギャー喚いて、妬んで、怒りをぶつけても富は天から降ってくるわけではないですし。
家計の資産はここ10年近くで400兆円ほど増えていたわけですから、誰でも資産を増やせるチャンスはアベノミクスによって平等に与えられていたわけですよ。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、これは小さな事に気を取られて、物事の本質や全体を見通せなくなる状況を指した言葉です。
ごく一部の大富豪ばかり見て、全体を見ずにいると、折角のチャンスを見逃してしまうことになってしまうかもしれませんよ。
まとめ
富裕層上位40人の金融資産が1.9倍になったのか? まとめ
- アベノミクスで富裕層の資産が増えているのは間違いない
- だが、同時に家計の資産も400兆円ほど増えている
- ただ単にルサンチマンを煽っているだけ