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だいぶ前に話題になっていた件ですが・・・今更感はありますけどね
アベノミクスよ、どこへ 理論的支柱の「教祖」が変節
http://www.asahi.com/articles/ASJD87KT8JD8ULZU00X.html
『 人為的にインフレを起こすリフレーション(reflation)はアベノミクスの主軸政策だ。その提唱者である浜田宏一米エール大名誉教授の変節が最近、リフレ論者たちを失望させ、政府幹部や経済学者たちをあきれさせている。
リフレ派は、日本銀行が空前の規模のお金を市場に投入する政策で必ずデフレから脱却して景気が良くなる、と主張してきた。浜田氏はその指導者であり、安倍晋三首相がアベノミクスの理論的支柱として内閣官房参与に迎え入れた経済ブレーンだ。
その当人が突然「QE(量的金融緩和)が効かなくなっている」(「激論マイナス金利政策」日本経済研究センター編)と言い始め、「学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」(日本経済新聞11月15日付インタビュー)と白旗を掲げたのだから、関係者は驚いたに違いない。教祖が突然「信仰をやめる」と言い出したに等しい。』(後略)
浜田参与が自説を否定して変節した。白旗を掲げたと書かれていますがそれはありえませんね。
ただ単に今の量的緩和、財政政策の水準では2014年に実施した消費税増税の悪影響を払拭するに至らない。量的緩和に加えて財政を吹かさなければならないと言っているだけ。
浜田参与は量的緩和、リフレ政策そのものを否定したわけではないのですが、マスゴミの偏向、曲解にかかれば白旗を振ったということになるんですね・・・、勝手に都合よく解釈しないで頂きたいです。
日本ではアベノミクスと言われていますので、日本独自の政策と誤解されてしまいがちですが、量的緩和は日本だけで行われている政策ではありません。
アメリカもやってます。
アメリカは2008年のリーマン・ショックの後、2009年にGDPが急減速しましたが、すぐに回復しています。
今ではアメリカは利上げ、要するに景気回復後の出口の検討をする段階になっていますし。
一方で日本はと言うと、リーマン・ショック後もGDPは低空飛行です・・・。リーマン・ショックの爆心地はアメリカなのに・・・、日本はその煽りを食らっただけなのにこの差、この体たらく。
このアメリカと日本の差をもたらしたものは言うまでもなく量的緩和の有無です。
アメリカはリーマンショック直後、量的緩和を実施しマネタリーベースの急拡大を行いました。今のアベノミクスで行っている異次元の量的緩和を日本より先にやっているわけなんですよね。(だからアベノミクスは特別な政策じゃない)
その結果景気の低迷は払拭され、GDPが回復基調に乗ったわけなのですが、一方で日本は民主党政権の無策により量的緩和は実行されず。。。結果GDPは元に戻らず。景気は低迷を続ける事になりました。
つまり、アメリカの景気を見れば量的緩和の効果は疑う余地がないため、わざわざ白旗を掲げる必要なんかありません。
あと、逆に日本がやって、アメリカがやっていないものとして、冒頭で書いた消費税の増税があります。さらに日本は復興増税までやってしまったので、さすがの量的緩和による景気浮揚効果といえども、景気を足踏み状態に留めるのがやっとという状況になっているわけです。
よって、浜田参与は「消費税増税の悪影響は当初の予想を上回るものだったので、方針を転換し財政出動による景気刺激策の検討が必要」と述べたにすぎない。
量的緩和は間違いだったなどと一言も述べておりません。
当初の見込み、見積りが甘かったからもっとやれって言ったらなぜか白旗を振ったことになる・・・、全くワケがわかりませんね。
この件で、なぜか鬼の首を取ったかのようにリフレ叩きをやってる連中がいますが、日本の景気低迷の真の原因は消費税増税にあるはずです。んなことやっても消費税増税の悪影響から国民の目が逸らされ、ぼかされるだけになるんじゃないでしょうか?
で、結局それで喜ぶのは財務省やそのお抱えの増税派御用学者、そしてマスゴミ。
敵を見誤らないで欲しいですよね。
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