競馬をやっていると
「1番人気になっている馬はどれくらい確率で1着になっているのか?」
って気になってくるんじゃないかと思います。
買うにしても、切るにしても。
1番人気の馬がどれくらいの確率で馬券に絡んでくるものなのか・・・
というわけで、各人気ごとの勝率、連対率、複勝率と回収率を調べてみました
分析条件
分析の条件は以下の通り
- 2020年~2021年の2年間
- 障害レースを除外、平地レースのみ
- 中央競馬のみ
- 発走除外、競走中止、出走取消、降着などの異常があったレースは除外
結果
集計した結果、1番人気の馬の勝つ確率は約32%でした。
かなり確率としては高いなというのが正直な感想ですね。まあ、私の機械学習モデルの的中率は24~25%ですし(´・ω・`)
馬券を購入している皆さん、正確に予想してますよね。
それにしても、1番人気の馬は6割も馬券に絡んでいるわけで・・・、1番人気を切るのはかなり勇気がいりますね。
あと、10番人気を超えるともう1着になる可能性は1%代になってしまう・・・
この数字を見ると穴狙いはかなり厳しいと言わざると得ません。
単勝万馬券とか当てれるんか?
回収率が80%になっているのは
1番人気の馬を買い続けた場合の回収率が80%になっているのは、馬券の分配率が関係しています。
JRAでは馬券の売上の75%を配当金として、馬券的中者に分配しています。
この分配率(払戻率)は馬券の券種により異なり
単勝、複勝 ・・・ 80%
枠連、馬連、ワイド ・・・ 77.5%
馬単、3連複 ・・・ 75%
3連単 ・・・ 72.5%
以上のようになっています。
つまり、1番人気の馬を買い続けたら、単勝の払戻率である80%にいずれ収束してしまいます。
よって、1番人気の馬を買っていては回収率を100%以上にすることはできません。
かと言って、下位人気の馬を買っても当たらない・・・
というわけで、馬券で収益を上げるのはかなり厳しいぞ、というのがこのデータから分かります。
競馬、渋いです。
馬券で儲けを出すには
儲けを出せる可能性があるとすれば
「オッズの歪みを突く」
「適切な資金配分」
だと思うんですよね。
私も機械学習で出た予想結果を元にシミュレーションを何度もやっていますが、それはただ予想結果を元に機械的に馬券を買っていたわけで、中にはオッズが1.1倍の馬にフルBETなんてのもあります。
当たってもローリターンなので、回収率が上がらないのもうなずけます。(相対的にリスクがでかくなる)
そのオッズが安すぎなのか、高すぎなのかを評価すべきです。
したがって、機械学習で勝つ可能性が高いと判断されているんだけど、オッズが妙に高い馬(オッズの歪みがある馬)を買っていくのが良いのかなと。
オッズの歪みを突く・・・これまあ、馬券の基本っちゃ基本なんですけどね。
あとは、勝つ可能性が高いと予想される馬には資金を厚くし、可能性が低い馬には薄くBETする。
要は、はじき出された予想を元に、運用を最適化して回収率を引き上げていく。
その運用の最適化は過去のデータを分析して、適切な買い目と掛け金を探す。
予想と運用が噛み合わないと馬券で儲けるのは難しいなと思う今日このごろです。